FXで外貨預金の代わりはできるのか?FXと外貨預金の違いについて考えてみる
2015/10/24
FXに関するよくある質問がスワップポイントがあるので外貨預金の代わりができるのではないか?という事です。
外貨預金の場合にはFXに比べて為替手数料が高いというデメリットはあります。
ですから手数料の低いFXの方が有利ではないかと考える人も多くなります。
結論から言うとFXについて十分に詳しい自信があるならスワップ狙いでのFXでの運用が有利であろうと思います。
しかしFXについて、あまり知らない素人であれば外貨預金代わりにFXで運用するのはおすすめできないだろうと思います。
外貨預金にもリスクがある
外貨預金で気をつけるべき事は為替レートの変動による損益です。そして為替手数料がFXに比べて高くなります。
日本の金利は低いので外貨で預けて高い金利を得るのが外貨預金の目的になるだろうと思います。
気をつける事は為替レートで損を出さないようにすることです。円高の時に外貨を買い、円安の時に日本円に戻すタイミングを狙います。
あとは通貨の交換を行う際に発生する為替手数料が高めではあります。これはFXより不利な部分です。
ですから為替手数料の分でFXでの運用の方が得ではないのか?と考える人も多くはなるようです。
税金の支払いについては外貨預金も確定申告が必要な場合があります。
FXは外貨預金代わり感覚ではリスクが高くなる、知識が必要
FXの場合には手数料が実質スプレッドになるので、高い為替手数料を支払う必要がないのが有利です。
FXの基本は通貨の売買による利益を出すことですが、スワップポイント狙いでの運用をされる方もいるのは確かなようです。
ただしスワップポイントは金利の低い通貨から高い通貨に変換した場合は金利差がプラスされますが、逆の場合にはマイナスになります。
スワップポイントは変動していますので、常に動向を確かめる必要があります。
放置しているとマイナスになっている事もあるかもしれません。
FXは利益が出た場合、税の申告は自分自身で行う必要があると考えてよいでしょう。
金利狙いでFXでの運用は為替手数料では有利ではあるが、マイナスになるリスクや税の面倒さはありますね。
FXはレバレッジでハイリスク・ハイリターンを狙える
FXはレバレッジをかけた場合、スプレッドによる利益も大きくはなります。
金利差を狙ったトレードでも大きく利益を伸ばす事が可能です。
もちろんレバレッジは損益が出た場合にはリスクも大きくなります。
レバレッジ1倍であればレバレッジによるリスクはなくなるという事になります。
まとめ
FXに詳しい方であれば、外貨預金よりもスワップポイント狙いでFXで運用する方がいいかもしれません。
リスクを回避できる自信があるなら為替手数料の高い外貨預金より有利ではあると言えるでしょう。
システム上の自由度はFXの方が高いので使いやすさもあります。
しかしFXを全くの外貨預金代わりと考えるのは危険です。スワップポイントはマイナスになる場合もあるからです。
FXに関するしっかりとした知識がある事は前提条件ではあり、リスクを回避する必要はあるかと思います。