ポジションとは?買いポジションと売りポジションを知ろう
ここではポジションについて説明してみます。FXでポジションを持つという言葉を聞いても初心者の方にはポジションってなんだろ?と思ってしまうかもしれません。
実はそんなに難しい事ではないので、FXの取引をする際には自然にポジションを持っているものではあります。そのポジションについて分かりやすく説明してみたいと思います。
ポジションとは
FXで知っておきたい用語にポジションという言葉があります。
ポジションとは「持ち高」を意味する言葉で、外資を買っている、外資を持っているという状況を表しています。
例えばドルを1万ドル持っていたとしたら「ポジションを持っている」と表現します。またFXは外貨を持っていなくても外貨を売る事からできますから、1万ドルを売っている状況でも「ポジションを持っている」と表現します。
そして、外貨を買っている状態を「買いポジション」、外貨を売っている状態を「売りポジション」とそれぞれ別名で表現します。
▼買いポジションと売りポジション
為替差益で利益を出す場合FXでは2つの方法があると説明しました。
- 外貨を「安く買って高く売る」方法
- 外貨を「高く売って安く買い戻す」方法
この2つですね。
では、具体的にどこで買いポジションとなるでしょうか?
「安く買って高く売る」流れの中で買いポジションを持つ事になりますが、取引は下のように進みます。
- 「新規注文を出す」
- 「新規注文が成立」(ポジションを持つ、買いポジション)
- 「決裁注文を出す」
- 「決裁注文が成立」
- 「取引終了」
新規注文が成立し、買いから入った場合は売りに出す前の状態がポジションを持った状態です。ここで買いポジションとなります。
「高く売って安く買い戻す」流れの中では売りポジションとなります。
▼買いポジションの取引例
「安く買って高く売る」買いポジションの例です
1ドル=100円の時ドルを買います。
↓
そして、ドルの価値が高くなり1ドル=110円になりました。
↓
ドルを高く売って円にします。
ドルを売ると110円になるので差額の10円が利益となります。
つまりは100が110円に増えています。
▼売りポジションの例
「高く売って安く買い戻す」売りポジションの例です。
1ドル=110円の時にドルを売ります。
↓
そして、1ドル=100円になりました。
↓
ドルの価値が安くなったのでドルを買い戻します。
110円から100円を出してドルを買うと1ドルと10円が残り10円の利益となります。
つまりは1ドルが1ドル+10円に増えています。
このように通貨の価値が上がっている時でも下がっている時でも利益を得るチャンスがFXにはあります。